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2025.09.15

日テレニュースに取り上げていただきました!

「全然跳べない…」のになぜか売れてる!

https://news.ntv.co.jp/category/life/ct9972f1b08e844ca59433fd3e34d9a41a

縄の伸び率245倍、30回で600回分の運動効果!? ユーモアと発想力が生んだ、“跳べない”なわとびがクセになる

なわとびにおいて、“跳びやすさ”は品質の基準とされてきました。
しかし今、その常識を覆す“跳べないなわとび”が、じわじわ注目を集めています。
その名は、「とべないくん」。
“跳べない”から生まれる、新しい運動体験とは?

“跳びやすさ”を追求してきた企業が、“跳べない”なわとびを開発

「なわとびなのに、跳べない…?」

名前からしてインパクト抜群のなわとび「とべないくん」。跳べないことを堂々と名乗っているこのアイテムが今、各方面で注目を集めています。

一見すると、ただのユーモア商品に見えますが、実は開発背景も機能性も本格派。跳べないことには、ちゃんと理由がありました。

「とべないくん」を手がけたのは、長年にわたって子ども用なわとびを作り続けてきたメーカー「ベルテック」。跳びやすさを極めた「ビニール製のらせん状なわとび」を開発した企業で、同商品はこれまでに累計2億本以上を販売してきました。

太いのに軽い縄、空気の層があることによって、当たっても痛くないなわとび。子どもの頃、このなわとびで遊んだ人も多いのではないでしょうか。

ちなみに、ベルテックがあるのは、名古屋市守山区。この“ビニール製のらせん状なわとび”、実は名古屋生まれのアイテムだったのです。

跳べなさすぎて逆にいい!好奇心が生んだアイデア

長年、子ども向けのなわとびを作るなかで、「人によって、跳びやすい縄は違うのでは」と気づいたベルテック。

そこで、“縄のフィーリング”を数値化するため、縄の測定機を県の研究機関と一緒に作成。さまざまな材料で作られた縄の硬度、引張強さ、摩擦、跳ね返り、遅れ角度などの数値を取りためていったといいます。

そんななか出合ったのが、「硬度1」という、柔らかすぎる材料。通常のなわとびが硬度50~70であることを考えると、その差は歴然。その存在に“面白さ”を感じた同社は、試しにその材料でなわとびを作り、跳んでみることに。

すると、「縄がどんどん伸びて、非常に跳びにくい」、「体が前に持っていかれる様な感覚がする」という点を発見したといいます。

体をまっすぐに保って跳ぶためには、体幹が必要。そこで、「このなわとびで跳ぶことは、体幹トレーニングになるのではないか?」という仮説が生まれ、筋トレ、持久力アップ、柔軟、美容、脳トレなどさまざまな方面から効果を検証。

そうして生まれたのが、「とべないくん」だったのです。

 

伸び率245倍!予測不可能な縄に全身フル稼働

実際に「とべないくん」を使ってみると、従来のなわとびとは、全く違う運動体験を味わうことができます。

 

 

通常の縄と比べて245倍の伸び率となるため、跳ね返りや縄が戻ってくるまでの時間が、面白いほど予測不可能。そして、とにかく息が上がるため、「鍛えられている!」という満足感を得ることができるといいます。

そして、注目すべきは運動効率。ベルテック担当者によると、通常600回以上跳ばないと期待しにくい運動効果が、「とべないくん」ではわずか30回で得られるといいます。効率重視の現代人には、なかなかありがたいお話です。

 

 

ちなみに上手く跳ぶコツは、縄をコントロールすること。縄が回ってくるまで足を上げないように堪え、回ってきたときに高く跳ぶことがポイントだといいます。

“跳びにくさ”を追求しているため、長さ調節はできないという同商品。また、材料が柔らかすぎるゆえ、なわとびには珍しく「切れやすい」という特徴もあります。

切れてしまった場合の修理方法を、担当者に聞きました。

① 縄を金属部分に通す
② 縄の端を2回重ねるようにコマ結び
③ コマ結びのすぐ隣を結束バンドで締め、余分な部分をはさみで切って修理完了

担当者曰く、「(とべないくんは)通常の245倍も伸びるので、短くなっても十分に遊べます♪」とのことでした。

もはや脳トレ!? 跳べない魅力にハマる人々

「とべないくん」の反響は大きく、ネット販売では3日間で100本が完売。

 

体験者からは、「全然タイミングが合わなくて、想像以上にとべない!」、「何回もチャレンジして、面白がっていたら、気がつくと汗がダラダラ」、「跳べた時の喜びと背中周りの熱さ。これは肩甲骨周りのストレッチができていると思うと期待しかありません」など楽しむ声が寄せられたといいます。

なかには、「体幹というよりも、むしろ脳トレ状態。次はどうくる!?と楽しかったです」と、運動面以外の面白さを体感した声も。

 

ベルテックでは、なわとび以外でも、「なわ」の可能性を広げる展開に注力。ミニなわとびや、アカプルコチェア、思ったより光るロープ、シェードなど、生活雑貨やインテリアにも進出しています。

跳べないからこそ、跳びたくなる。
跳べたときの喜びがある。

長年のノウハウをユーモアと発想力に変えた、新・なわとびが名古屋から生まれていました。

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